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簡保入院保険について。「簡保」とは、日本政府・日本郵政公社が行っていた生命保険事業の略称で、正式名称は簡易生命保険と言います。
一般的には「簡保」「かんぽ」「Ｋａｍｐｏ」とローマ字で表記していた時期もありました。日本政府・日本郵政公社が行っていたということは・・？そうなんです。日本郵政公社は、小泉元総理のもと、２００７年１０月１日に郵政民営化が断行されました。
だから、正しくは簡保入院保険は、郵政民営化以前の簡易生命保険の商品ということになります。郵政民営化によって、あらかじめ準備しておいた「株式会社かんぽ」という会社によって「株式会社かんぽ生命保険」が設立され、簡易生命保険の業務を移管させました。
有名民営化の後に、簡保入院保険に加入した人は、新会社である「株式会社かんぽ生命保険」によって管理されます。問題は、郵政民営化前に簡保入院保険に加入していた人たちです。
民営化前は、国営企業のようなものですが、政府が有る限り、絶対につぶれない保険会社だったわけです。
そこに魅力を感じて、簡保入院保険に加入した人も多いと思います。政府によって保証された機関という最大のメリットが無くなった今、どうするのか。民営化前に加入していた人たちのために、政府によって守られていますよ～というメリットを保持するために、「独立法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構」に引き継がれています。「簡保入院保険」と「かんぽ入院保険」は、パッと見では同じ機構に思えますが、実は別物なんです。
簡保入院保険は減ることはあっても、新たに増えることはありません。
今から簡保入院保険に加入する人は「かんぽ生命保険」との契約になるわけです。
でも、表向きは国営から民営化になり、イメージは一新しましたが、大きく変わったというイメージはないですね。郵便業務って普通にそのままですよね・・。積極的にＣＭは流れるようになりましたけど。
看板は変わったし、制服も変わったけど、中身の人は一緒ですもんね。土日にすごいスピードでとばす配達バイクはよく見かけるようになりましたけどね。表向きは、政府による保証を・・って別会社を作ってまで強調してますけど、実際民営化になっても、政府による保証はそのままだと思います。
長々と説明しましたが、郵政民営化によって簡保生命保険・簡保入院保険はもうありません。
今から加入することは不可能です。民営化前から加入していた人たちのための別機構がありますので、安心して継続することができます。今から新たに加入したい人は「かんぽ生命保険」になりますので、御了承下さいね。